サロマ湖ウルトラマラソンでの寒さ対策、雨対策【レース中のトイレ問題】

サロマ湖ウルトラマラソンでの寒さ対策、雨対策の装備編を書きましたが、装備だけでなくレース前やレース中に気をつけることもまとめておきたいと思います。

サロマ湖ウルトラマラソンでの寒さ対策、雨対策【装備、準備編】はこちら。

まず人間寒くなるとどうなるか?

これ間違いなく「トイレ」が近くなります。

2017年のサロマ湖ウルトラマラソンでは皆トイレに5回以上言ったというような話を聞きました。

昨年のレース直前、レース中の反省点

レースがスタートする前からトイレが長蛇の列。

でもレースが始まってからいくのは嫌なので、スタートギリギリまでトイレに並び、なんとか用を足す。

そしてスタートの列に並ぶ。

たしかこのとき5分前くらい。

かなり後ろの列からのスタートとなる。

でスタートを待っている間に、すぐにまたトイレに行きたくなる。

そしてレース開始後、トイレ行きたくてしょうがない状況で走る。

皆も同じ状況のようで、続々と沿道で用を足すランナーが出てくる始末。
サロマ湖ウルトラマラソンでは立ち小便は禁止です。ルールにもちゃんと明記されていますのでご注意を。

各所に設置されているトイレもかなりの行列ができてしまっている。

トイレロス1回に5分、これを5回やったらそれだけで25分のタイムロス。

混雑しているときだと10分くらい待ったかも。そうすると1時間以上のタイムロスに。

こんな感じで振り返ってみるとトイレだけで結構なタイムロスをしていたような気がしますね。

またトイレを待っているときがまた寒いのなんのって。。。いいことないです、トイレに何回も行くなんて。

これなんとか防げないものでしょうか?

なぜ寒くなるとトイレが近くなるか?

しかしなぜ寒くてトイレに行きたくなるのでしょう?この件について調べてみました。

トイレが近くなる原因ですが、諸説あるようです。

1)暑いときに比べると汗や水蒸気となって体から出て行く水分が減り、体の水分が多くなり過ぎるから。

2)手足など体の末端の血管が縮むので、体の中心の血液量が増えて、それを減らそうとするから。

3)寒さが刺激となって、おしっこを出そうとする交感神経のはたらきが強くなるから。

出典:http://www.wakunaga.co.jp/health/month/post_51.html

なるほど、原因としてはいくつかあるようですが、概ねこのように理解しました。

寒くなる -> なんらかの理由で体の水分を外に出そうとしてトイレが近くなる

原因はともあれ、体の内部で起きているのはこれです。

通常時では問題ない体内の水分バランスが、寒いと外に出そうという方向に働いてしまうということですね。

まぁいいじゃん、トイレくらい。
制限時間に間に合えば。

という考えの方もいるかと思います。

でも去年の私の経験なのですが、ワッカで低体温症になってDNFになってしまったのですが、その低体温症になる直前にトイレにいったのです。

そして用を足したあと、猛烈な寒気を感じました。

体の中で温まっていた水分を外に出してしまったことで体が余計に冷えたのではないかと思っています。

天然の湯たんぽをそのとき捨ててしまったのですから。

なので、やはり寒いときにはなるべくトイレには行きたくないですね。

寒い時のトイレ対策はどうする?

ではどのような対策が有効でしょう。

さきほどの原因と理由では

寒くなる -> なんらかの理由で体の水分を外に出そうとしてトイレが近くなる

と考えました。

そのため、やはりまずはしっかりとした防寒対策が有効だと思います。
サロマ湖ウルトラマラソンでの寒さ対策、雨対策【装備、準備編】

ここで書いたように、まずは雨、寒さに対する基本的な対策をしておきたいですね。

そして、もう一つできることがあります。

体を芯から温めるような効果のあるクリームを塗っておくということです。
冬場のサイクリングやサーフィン、トライアスロンでよく使われるホットクリームです。

これをお腹周りに塗っておくことでお腹の冷えを防ぎ、内部からポカポカにすることができるのです。

サーフィンやトライアスロンの選手なんかも愛用しているようですので、保温効果はかなり信頼できるのではないかと思います。

ホットクリームの成分はカプサイシンなどの刺激物なので、肌に合う合わないがあると思いますのでいきなり実践導入ではなく、かならず事前に試してみてからがよいと思います。

Amazonで見つけたこれは気温ごとに3段階のクリームが用意されていますので、いろいろな条件で選択肢があり良いかもしれないですね。


スポーツバルム

本当ならショップで店員さんに話を聞きながら選んだほうが良いと思います。
ただ季節的に店舗などでは手に入りにくいかもしれないです。

どこでどんなものを購入するにしても、くれぐれも本番でいきなり使うのはやめましょう。

大エイドで着替える

雨に濡れたまま100kmを走り続けても良いのですが、制限時間に余裕があるのであれば、大エイドで着替えても良いかもしれません。

たしかにすぐにまた濡れてしまいますが、一瞬でも乾いた温かい服を着るというのは気分的にも落ち着くのではないかと思います。

またもしものときの装備をエイドに置いておくことも重要ですね。

ホットクリームをエイドで塗り直すこともやったほうが良さそうですね。

ただ仮に雨が上がって熱くなってきたとしても、雨具はエイドに置いていかないほうがよいです。

いつ天気がまた崩れるかわかりません。

またサロマ湖ウルトラマラソンではワッカが一番の難所ですので、ここでもし寒くなったらということを常に考えて装備を保持しておく余裕が必要だと思います。

そのためにも雨具は不要なときはコンパクトに折り畳めるようなタイプを用意しておくと良いかもしれません。
コンビニの雨具でも良いのですが、コンビニ雨具の場合はそういった応用が効かないので、その点はご注意を。

最後に

また体を温めるということ以外にも、水分のとりすぎに注意しましょう。

特にスタート前の水分のとり方でスタート直前、直後のトイレは防げると思っています。

水分補給は始まってからでも十分できますので、雨模様だったり、寒そうだったりする場合には、なるべく朝は水分補給は控えておくほうがタイムロスが少ないのではないかと思います。

水分をとらなすぎても、脱水でダウンしてしまいますので、普段より少し控えめくらいの気持ちでいくのがちょうど良いかもしれませんね。
その際は他のミネラル分や塩分の摂取にも注意をしておきたいです。

また寒いからといって、エイドに長居するのも避けましょう。

昨年はエイドにだるまストーブが用意されていました。

ワッカではそのだるまストーブの周りにたくさんの人が群がって暖をとっていました。

私も低体温症のため、そこで体を温めましたが、これ、一度そこに腰をおろしてしまうと、もう走り出す気力が湧いてこないです。

知人からはエイドでは温かいお茶をもらって、それを腕や体にかけて温めて走ったというアドバイスも貰いました。

お茶 -> 飲み物 -> 体にかけるという発想がなかった

のですが、これは確かに良い作戦だなと思いました。
ご用意いただいているボランティアの皆様には申し訳ないですが、お茶かけ作戦は物理的に体を温める良い方法だと思います。

 
サロマ湖ウルトラマラソンでの寒さ対策、雨対策【装備、準備編】

今年のサロマ湖ウルトラマラソンがどのような天気になったとしても、必要な準備をしっかりして、心の余裕をもって挑みたいですね。
次回は暑さ対策についてまとめてみたいと思います。

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