UltraTracモードの実践報告
UltraTracモードでランニング計測をおこなうとバッテリー消費を大幅に節約できますが、実際UltraTracモードで計測をおこなうとどのような計測結果になるのか調べてみました。
*UltraTracモードとは、GPSでの計測回数を少なくしてバッテリーを節約させる方法になります。ForeAthlete935では通常GPSモードで22時間計測できるとされていますが、UltraTracモードでは44時間計測可能。
計測は次の条件で実施してみました。
短距離試験
距離:10km
回数:2回(同じコース)
ペース:5分/km程度
長距離試験
距離:30km
回数:2回(同じコース)
ペース:5分/km程度
計測してみた感想ですが、
・バッテリー消費は確かに少ない(というか全然減らない、すごい)
・ルートはUltraTracモードだと実際のルートから外れたり、距離が不正確
・UltraTracモードだと走っているときのペース表示が不正確。
5分ペースで走っていても6分と表示されるときもあり確認が難しい。
・ただし最終的な計測結果でみると、走った距離、平均ペースはそれほどのズレはない
でした。
10kmでのGPSモードのルート表示はこんな感じですが、
UltraTracモードで走ったときはこんな感じで道路を大きくハズレたルートになっています。
30kmのほうも同様ですが、最終的な結果で見ると大きなズレはないです。
UltraTracモードでは途中休憩なしで走ったため、4分ほど早いですが、ほぼ同じコースを同じペースで走っています。距離表示が800mほど誤差が出ています。
また気になるところとしては、心拍計測をしているのにも関わらずVO2 Maxの値が算出されていなかったです。
ただ10km程度のランでは最終的な距離表示や平均ペースは問題ない誤差ではないかなという感じでした。
UltraTracモードをどんなシーンで使うべきか
普段の使い方として、jogやLSDをおこなうときなどは積極的にUltraTracモードにすることで日常的なバッテリーの消費を抑えることができるのではないかと思います。
日常的なバッテリーの消費を抑えること=Garminデバイスを長持ちさせることにつながりますのでおすすめな使い方ですね。
UltraTracモードでの利用方法はこちらにまとめていますので、ぜひ試してみてください。
*リチウムイオン電池は特性として充電回数に比例してバッテリーの寿命が来てしまいますので、バッテリーをなるべく減らさず、充電回数を増やさないという使い方が良いとされています。
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